投稿日時:2017年06月02日 18:45:20
本日はマスキングのお話です。
塗装をするとき、塗装しなくてよいところをマスキングテープなどを使って隠すのですが、ただ隠せばよいわけでもなく、やはり技術が必要だったりします。
丁度、古城鈑金イチバンの塗装職人がマスキングしておりました。
物凄い勢いでテキパキとテープを貼っています。
あれ?
フロントドアを塗るのに、そんなとこまでテープを貼るんですか???
と、これは実は、隙間をテープで隠しているんです。
ドアとボディの隙間やバイザーとの隙間をテープで隠して、「ミスト」と呼ばれる塗料の飛沫が入るのを防ぐのです。
塗装は結構な勢いで塗料をブワーッと吹きかけますので、細かい隙間を通路のように伝って、思いもよらないところに細かな塗料が噴き出てきます。
こっちのドアを塗っていたのに、あっちのドアにミストが・・・なんてこともあります。
どこをどう伝っていくのかは経験で防いでいきます。
良い仕上がりのためには、塗装前の細かな作業の積み重ねが必要なんですね。
見えないところの作業も手を抜かず、しっかりと仕上げていきます^^