突然ですが、塗装料金クイズです。

 

Q1:どちらの金額が高いでしょうか。傷の大きさ、深さは同じものとします。

 

1、バンパーの傷

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2、リアドアの傷

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同じ大きさなら同じ料金で塗れそうですよね?

 

答え:2のリアドアが高い

 

 

バンパーは調色等に充てられる基本的な料金が低額ですので、同じ傷でもバンパーのほうが安くなります。1.5万円ほど安くなることが多いようです。

 

 

 

 

Q2:どちらの金額が高いでしょうか。どちらの傷も1度で付いた一つの傷で凹みはないものとします。

 

1、リアドアの大きな傷

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2、フロントドアとリアドアをまたぐ小さな傷

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大きい傷は修理代が高そうですよね。

 

 

 

答え:2の「フロントとリアのドアをまたぐ傷」です

 

 

塗装の基本的な料金は、

「加算基礎数値」・・・塗装に必要な調色などの基本料金。箇所の数に関係なくかかってくる料金です。

「塗装料金」・・・塗装をする工賃

「材料費」・・・塗装に必要な塗料などの材料代

の三つがかかります。

 

このうち、「塗装料金」は、傷の数ではなく「塗装するパネル」の数だけかかってきます。

上記の場合、フロントとリアのドアをまたいでいますから、

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このように塗装料金が2倍ほどかかります。

 

ですから、下記のような修理箇所だと、

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5パネル分の料金が必要になりますので、一つ一つの傷は小さくてもとても高額になるケースが多いのです。

 

 

Q3:どちらの金額が高いでしょうか。どちらもへこみはなく傷のみとします。

 

 

1、リアドアの大きな傷

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2、リアドアの小さな傷

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答え:1の「リアドアの大きな傷」です。

イメージの通り、大きな傷ですと1パネル内でも塗装の面積が大きくなるので価格は上がります。

ただし、同じパネル内での面積の差ですので、2パネル塗装するような価格差はありません。

更に言えば、「ほんのちょっとの点キズ」でも、「15センチくらいの線キズ」と大した金額差はなく、ある程度の塗装料金は必要となります。

 

 

 

ということで、塗装の料金は、

1、金属部分よりバンパーの塗装が安い

2、傷の数ではなく、塗装するパネルの数で料金が決まる

3、同じパネル内であれば、傷の大きさでの料金の差は少ない

 

というのが今日の塗装豆知識でした。

 

 

 

 

お客様からは「できるだけ安く直したい」とご要望をいただくことが多いのですが、その時はプロの目から見て「どのパネルのどの傷をどう治すか」という判断をしてお客様のご要望にお応えできるよう努力しています。

 

 

安くきれいに!と思われた方、まずはご相談下さい^^