ホンダフィットシャトルのバックドア鈑金です
今回のお車は、バックドアが大きく凹んでいました。
その他の箇所も損傷があり、バンパー交換、クオーター鈑金となっていますが、ご紹介するのは、バックドアです。
ちょうどラインのある場所で鈑金の腕が問われます。
勿論、プロですから綺麗にするのは当然ですが、中には簡易的な鈑金しかしない業者さんもいて、こういう作業をちゃんと直せない業者さんもいると聞きます。
お客様にはあまりわからないところかもしれませんが・・・
お客様は、「同じ仕上がりで値段が違う」と思ってらっしゃる方が多いのですが、実は「値段も違うが、仕上がりも違う」ってことが多いのが鈑金塗装です。
少なくとも信頼できるお店で直したいですね。
・・・で、どんな風に鈑金しているか見ていただきます!
バンパーなどいらないものを外したら、引き出す部分の塗装をサンダーで削ってしまいます。
ちなみに作業者は若手でも鈑金技術はピカイチのシンタロー君です!
引き出したい箇所にワッカを取り付けて、引っ張りながらハンマーで周りを軽く叩いていきます。
叩く場所と加減が大切で、職人の感覚で作業を進めます。
すこし叩いたら、必ず手の感触で凹凸と鉄板の具合を確認します。叩いたところが叩きすぎてないか、ちゃんと思ったラインに引き出せてるか・・・
叩くと鉄は伸びるので、やはり加減と場所が大切なんですね。
広い面積や横のラインに合わせて引き出す時はワッカを沢山つけて・・
ドンドン!と引き出します。
引き出しすぎるとこのあとのパテを盛る余裕がなくなりますので、あとの工程も考えて引き出していきます。
何度も繰り返して良い感じになったら、パテを盛っていきます。
決して厚くはもらず、形を出せるようにします。
研ぎ終わっていい仕上がりになりました!
ついでにリアフェンダーも仕上がりました!
あとは塗装を仕上げて納車となります!
納車までもうしばらくお待ちください^^